『子どもたちの姿から学ぶ』鳥取東Burning Hearts
まず初めに、昨年12月1,2日に行われました。第43鳥取県ミニバスケットボール大会におきまして、鳥取東Burning Heartsにご声援いただきました皆様、誠に有難うございました。皆様のおかげで優勝することができ全国大会へ出場できますこと、厚く御礼申し上げます。
さて、昨年の取り組みを振り返りますと、鳥取東BH
にとって挑戦の年でありました。春先には仲間との別れがあり、メンバーの中に約半年ほどしか経験のない子どもたちが3名入らないといけない苦しい状況でありました。
にとって挑戦の年でありました。春先には仲間との別れがあり、メンバーの中に約半年ほどしか経験のない子どもたちが3名入らないといけない苦しい状況でありました。
また指導者も多忙を極め、従来のように指導できる環境ではなくなりました。しかしながら、そこで取り組んできたことは『創意工夫』です。
スタッフ同士が従来より連携を深めて、指導内容に齟齬がないよう心がけました。また、子どもたちには練習の意図を常に問いかけることにより、指導者が常時いなくともねらいを意識しながら練習に取り組むことで飛躍的に自ら考える力が育ちました。子どもたちの姿から改めて、「環境に言い訳をすることなく、常にどうすれば問題を解決することができるか?」ということを指導者は学ばせてもらったような気がします。
また、日々の取り組み方だけでなく、試合の内容についても、チームのウィークポイントをリカバリーする術を模索して参りました。鳥取東BHのウィークポイントは2
点ありました。一つは経験の浅い子どもたちが多いこと、もう一つは身長が低いことです。
点ありました。一つは経験の浅い子どもたちが多いこと、もう一つは身長が低いことです。
経験の浅い子どもが多い場合、その子たちを均等にクォーターに配置すると、チームプレー、特にチームディフェンスにおいてローテーションが機能せず、本来持っている力を発揮することが出来ません。したがって、ベストメンバーを各チームの比較的メンバー構成が弱い2クォーターに持ってくることで、チームディフェンスの効力を発揮し、大量リードすることが出来ると考えました。
また、大量リードすることにより、身長の低いというウィークポイントについてもリカバリー出来ると考えました。身長が低いチームを相手する場合、多くのチームは引いてゴール付近を固めて守ります。それはゴール下では高さの違いにより優位性がはたらくからです。しかしながら、リードした状態でストーリングすると相手は追いつかないといけないので、必然的にオールコートでディフェンスを仕掛けなければなりません。そうなれば身長が低い子であっても、平面の広い空間を使って対等に試合を運ぶことができます。
これらの特性を子どもたちはきちんと理解し、ベンチからの指示待ちになることなくコートの上で自分たちで考え試合に臨めたことは素晴らしい姿だったと思います。
この挑戦は子どもたち、そして我々大人に対しても、『諦めない心』『創意工夫する力』『自主自立』等、様々なことを与えてくれたと思います。
全国大会も間近に迫って参りましたが、バスケットボールの勝ち負けという小さい枠にとらわれず、バスケットボールを通して学び続ける姿勢で全国大会にも向かって参ります。
今後とも多大なるご支援を賜りますよう、よろしくお願い致します。
鳥取東BHスタッフ一同